ウメェ梅弁当販売

梅産業と地元飲食店を応援!
神島屋」が梅弁当販売
ウメェ弁当を販売する高校生たち

  梅の魅力を発信する和歌山県立神島高校の商品開発チーム「神島屋」は7月10日、地元飲食店が考案した梅弁当をJA紀南ファーマーズマーケット「紀菜柑」で販売した。「梅産業を応援したい」という生徒の思いが詰まった取り組みで、用意した約500個の弁当があっという間に完売した。
 企画名は「ウメェ梅弁当販売」。飲食店に梅を使った弁当の開発を神島屋が依頼し、生徒自身が販売する取り組みで、今回で4年目となる。
 梅のお弁当を食べてもらうことで、地域の梅産業を応援するのが狙い。今年は昨年より3店舗増え、13店舗が企画に参加した。イベント成功に向け、生徒らは飲食店などにチラシの掲示をお願いするなど、精力的に告知を行った。
 当日、紀菜柑には梅弁当を目当てに大勢の買い物客が訪れ、販売前から長い列ができた。生徒12人が注文から手渡しまで分担して行い、アピールした結果、受付けから30分ほどで完売するほどの盛況ぶりだった。
 神島屋メンバーの川﨑廉斗さん(17)は、「梅を使ったお弁当を販売することで地域の人に梅をアピールできた。多くの人に来てもらい、販売は大変だったけど、完売できてよかった」と感想を述べた。
 顧問の那須正樹教諭は、「いつも以上に多くのお客さんにお越しいただき、生徒たちもやりがいを感じていた。今年は梅の販売環境が厳しいので、これからも地域みんなで梅をPRできる企画を練っていきたい」と話している。