青梅収穫スタート

青梅収穫スタート
市場販売3094トンめざす
青梅収穫スタート

 JA紀南では、今年産の青梅の収穫が始まった。トップバッターの小梅は5月中旬から市場出荷が始まり、地元発祥の「古城」、主力の「南高」へと続く。全体のピークは6月上・中旬を予想し、市場販売は3094トン(前年比5%増)を計画している。
管内の梅生産農家は約2270戸で、栽培面積は2220ヘクタール。小梅と大梅の「古城」を6月上旬まで出荷し、「南高」へとつなぐリレー販売を行うのが特色だ。
 今年産の管内生産予想量(5月12日時点)は小梅856トン(前年比4%増)、「古城」358トン(19%減)、「南高」2万917トン(9%減)。開花初期の天候が不安定だったことから、生育はやや遅れがちであったが、品種によっては徐々に平年並みに近づいている。
 田辺市下三栖の森敦洋さん(35)は「小梅は収穫が大変だが、梅シーズンの一番手として欠かせない存在。梅干しにしても食べやすくおいしいので、全国の皆さんには旬の味を楽しんでほしい」と話している。