地元児童が梅収穫と漬け込み体験

地元児童が梅収穫と漬け込み体験
田辺市立上芳養小
地元児童が梅収穫と漬け込み体験

 和歌山県田辺市立上芳養小学校の5年生は20日、地元農家の協力で、梅の収穫と梅干しの漬け梅作業を体験した。
同校では、3~6年生までが梅の学習に取り組む。収穫や梅干作りの体験だけでなく、作った梅干しを修学旅行先で配布するなど学習の幅を広げている。昨年、一昨年はコロナ禍で旅行先での配布が出来なかった代わりに、田辺観光センターに店置き配布を依頼。来店者からは好評で、今年度も継続予定としている。
収穫体験は地元農家の山添幸一さん(90)の園地で行い、児童らは熟してネットに落ちた梅をコンテナがいっぱいになるまで拾った。その後、同校に戻って漬け梅作業を体験した。
漬け梅作業では、農家で講師役の中道昭人さん(64)から「カビが生えないように少し多めに塩を入れ、梅にまんべんなく振りかけよう」とのアドバイスを受け、児童らは梅と塩を梅タルに漬け込んだ。
當仲淳史校長は「梅学習は本校の伝統的な活動なので、これからも続けていきたい。梅学習を通じて地域の魅力や働くことの意義を体験、実感してもらえれば」と話した。